コスパの素晴らしい本格ニットが登場です、その① / NORTH OF HEAVEN "MILO" （2022.10.01.）

みなさん、こんにちは。

とうとう猪木が死んじゃいました。

あえて呼び捨てにさせていただきますが、
猪木だけは死なないような気がしてたのに。

夏場に撮影された写真では、
すごく痩せていて、
あんまりよくないってのもわかっていました。

それでもこのひとは死なないんじゃないか、
と思ってました。

80年代前半、
アントニオ猪木はホントにすごかった。

金曜日の夜8時。
必ず10チャンネル。

ビデオなんかないビンボー大学生は、
テレビの前にいなきゃいけない。

ちなみに土曜日の夜8時も。
これはひょうきん族。

そっちも話はいっぱいありますが、
きょうは猪木。

ナマでも観に行きました。

いちばんの思い出は81年9月の田園コロシアム。
東横線の田園調布と多摩川園の中間くらいにあった、
ちいさな屋外競技場。
その日のメインイベントは、
プロレス史に残る、ハンセンとアンドレの名勝負でした。

当日の猪木の試合はあんまり覚えてないんですが、
ラッシャー木村の
"みなさん、こんばんは"
ってのもこの日でしたね。

で、自分の出番の前に、
スタジアムの通路のところでストレッチしてたんですよ。

ちょうど、オレらの席のすぐ下のあたりで。

その猪木の目が怖かった。

声なんかぜんぜんかけられない雰囲気。

ワタシの61年の人生の中で見た、
いちばんこわい人がこの猪木。

いっしょに行った先輩とふたりで、
猪木こえ～、とビビってました。

あの頃、プロレスもひとつのピークだったのかな。
力道山の時代は別格としてね。

ホントに昭和が終わったような気がするなぁ。

アントニオ猪木さんのご冥福を
謹んでお祈りいたします。


てなわけで気を取り直しての本日のご紹介は、
この素晴らしいニットです。




極秘裏に進めていた、
ノース・オブ・ヘイヴンの
本格ニット・プロジェクト。
その名もIWGP。
インターナショナル・レスリング・グランプリ。
え、違う？それは猪木。
ああ、そうそう、池袋ウエストゲートパークか。
ぜんぜん違うわ。

I（いいセーター）W（を）G（グッドな）P（プライスで）
これこそがわれらのIWGPプロジェクトなんです。

今回はタートル、クルーネック、カーディガンの3型をリリース。
で、きょうはまずカーディガン、
その名も"MILO"！



ミロぢゃないですよ。
それは弱い子が飲むやつ。
これはマイロと呼びます。



IWGPは、地元新潟の老舗ファクトリーとのコラボ。
この価格でこのクォリティーはなかなか出せません。



今回のモデルは、すべて30ゲージ。
糸はなんとSUPER140'Sの、
カシミア並みの細さのもの。
それを日本ではここんちにしかない、
ドイツ製の旧式機で編み上げました。
これはスメドレーが使ってるのとおなじヤツ。



しなやかで細かく均一な編目は、
20を超える工程と、
職人の手作業によるものです。
現代の自動機には出せない、
素晴らしい質感。



安いだけのニットとは、
着こむほどに大きな違いが出るんですね。



ボタンはもちろん、リアル・シェル。
美しく輝いています。



シルエットはオーソドックス。
すこしだけ余裕があるもの。
ジャケットなどと合わせるのにも最適。



きょうはテラコッタをコバヤシが、
コンナカンジデ。



スティアンコルのブロック・チェックのシャツに、



ひさびさのFOBピケ。



クロケット別注チェルシー。



ほどよいサイズのビリンガムのトート。



いつの時代でも色あせないコーディネート。

基本ですねぇ。


NORTH　OF　HEAVEN　"MILO"　MADE　IN　NIIGATA　￥24,200

SHIRT　/　SOUTIENCOL　"SANFRANCISCO 2014" 　#212009　￥20,680
PANT　/　F.O.B. FACTORY　F1134　"PIQUE　5P　PANT"　￥13,200
SHOES　/　CROCKETT & JONES　"CHELSEA　3　NORTHERN　SPECIAL" 　POLO　BROWN　SUEDE　￥93,500
BAG　/　BILLINGHAM　"NETHERTON　TOTE"　￥39,600



けさのおさんぽ



きょうはハルがこっちに行きたい、
っていうので浜にはいかず。



このあと町内をぐる～っと大回りして帰りました。



　　　タナベ