パラフィン・コットンのロングコートです。 / TAKE & SONS "PARAFIN COTTON BUSH COAT" （2023.12.28.）

みなさん、こんにちは。
けさはきのうよりもクルマが多かったです。
なんでだ？

そんなこんなのきょうなんですが、
ノーザン界隈は、どピーカンの快晴。
その分、朝は放射冷却で冷え込みました。
なんだか東京の冬みたい。

貴重な貴重な晴れ間ですね。

てなわけで本日のご紹介は、
ひとあじ違う、このコートを。

テイク＆サンズのオーナー・デザイナー山沢さんが、
"ブランドイメージを牽引する凄みがあります。
まさにRugged Clothingと言える本作には
エージングを前提とした迫力の佇まいがあります。"
と、語るのがコレ。



パラフィン・コットン・ブッシュ・コート。



パラフィンを施した、
平織り高密度コットンのロング・コートです。
ワックスド・コットンのような仕上がりなんですが、
ベタつきはまったくなし。
それが苦手のひとにもおすすめです。

"本作は裏打ちをしています。
つまり裏から別の素材を当てた２枚構造なのです。
比較的薄手の表地に別布を合わせて適所で結合させることで、
少しずつピリつきを発生させています。
これも『味わい』に対しての視覚的なアプローチと
強度の補強を狙ったものです。"



"アンブレラヨークはその名の通り、
雨がしみ込まないように２重構造になっています。
要は素早く雨を流すのが目的なのですが、
現代では単なるデザインになってしまったのでしょう。
巷のコートのアンブレラヨークは
フラットに付いているものが多い気がします。
私は本作のように古き良き、
波打つボリュームのアンブレラヨークの
エレガントな後ろ姿が好きです。"



シルエットはすこしゆったりで、
中に着こんでもへっちゃらです。



"スロートタブは
風が首に入り込むのを防止する目的で付いています。
衿を立てた時、
生地が首に当たって冷たさを感じないように
表衿はコーデュロイになっています。
衿を立てない時はスロートタブを反転させて
衿裏に隠しておくこともできますが、
私はぶら下げたまま着るのが好きです。"



前立ても手の込んだ仕様。



もちろん、襟裏もこの通り。



"先ほどお伝えしました、
裏打ち部分がHUNTER CAMOになっています。
ミリタリーの世界にカモフラージュがあるように、
ハンターの世界にもカモフラージュはあります。
我々がHUNTER CAMOと呼ぶツリー柄の素材は、
本場アメリカから輸入したものです。
BUSH COATの名前的にも相応しい柄ではないでしょうか。
ドレスクロージングの世界では、
裏地を柄物で遊ぶ文化があります。
なかなか粋ですね。"

今回はデザイナー山沢さんの言葉を引用しながら、
ご紹介させていただきました。



カラーは2色。
どちらもいいなぁ。



きょうはサンドベージュをコバヤシが。



インナーはカシミアカシミア。
ジョンストンズのマフラーに、
D.C.ホワイトのハイクルー・ニット。



とうとう最後、
FOBの傑作・モールスキン・パンツ。



シューツリー・プレゼントフェア開催ちう、
マランジュのアテラ。



ビリンガムのネザートン・トート。



新年をラギッドに。


TAKE & SONS　"PARAFIN　COTTON　BUSH　COAT"　￥86,900


KNIT　/　D.C.WHITE 　"PURE　CASHIMERE　7G　HI-CREW　SWEATER"　￥42,900
SCARF　/　JOHNSTONS　OF　ELGIN　"LONG　TARTAN　CHECK　SCARF　WA57"　￥46,200
PANT　/　F.O.B.FACTORY　F0491　"MOLESKIN　PANTS"　￥18,700
SHOES　/　JOSEPH MALINGE　"ATERA"　VEAU　GRAIN　MARRON　￥85,800
BAG　/　BILLINGHAM　"NETHERTON　TOTE"　￥47,300







けさの海



デッカい満月が佐渡の上に。



静かに冷えた朝でした。



　　　タナベ